メダカ飼育のポイント

1.メダカの飼育

できるだけ大きい容器を用意しましょう。
水量が多いほど、昼と夜の水温変化が小さくなります。
また飼育密度が低いほどメダカは元気です。
目安は一匹につき水1ℓが理想です。

容器は「屋外」に置きましょう。
室内で飼育すると日光不足の為、飼育管理の難易度が高くなります。
屋外飼育で日光が当たる事により水が「グリーン」になり
植物性プランクトンが発生します。
植物性プランクトンはメダカの糞が分解されてできる
有害な窒素化合物等を栄養分として吸収します。
また植物プランクトンはメダカ(特に稚魚)の良いエサにもなります。

水道水はカルキを抜きましょう。
天日に24時間放置すれば抜けるでしょう。

底に床砂「瓦チップ」「溶岩石」を入れると、
バクテリアが活性化し水質浄化に役立ちます。

メダカを容器に入れるときは十分「水合わせ」をして入れましょう。

2.エサの与え方

エサは5分程度で食べきる量をあげましょう。
夏場は一日2~3回。
冬場はあげなくても良いでしょう。
ポイントは食べ残しがない事です。
食べ残しは水を悪くします。

特に3月は注意しましょう。
冬場断食していたメダカが春の陽気に活動しだします。
エサはごく少量から徐々に増やしていきましょう。
一度に多くあげると胃腸障害を起こします。

エサで水質が悪化した場合は水換えをしましょう。

3.夏越し対策(屋外飼育) 

メダカが夏を越す事は大変な事です。
ポイントを3点あげてみます。

1番目に、できるだけ大きい容器で過密にしない事です。

2番目に、暑さ対策です。
当店では、日中の日除け対策として100円均一の
「すだれ」を午前9時~午後4時までかけています。

3番目に、メダカが死んだり水質が悪くなったらすぐに水換えをする事です。
毎日の観察が大切です。エサやりの際はメダカの健康状態をよく観察しましょう。

以上、3つのポイントをあげました。

4.冬越し対策(屋外飼育) 

メダカが冬を越すという事も大変な事です。
ポイントを6点あげてみます。

1番目に、できるだけ大きい容器で冬越しさせましょう。
事情により小さい容器の場合は、発泡スチロールのような断熱効果のある物が良いでしょう。

2番目に、日当たりの良い場所に置きましょう。メダカはお日さまが大好きです。

3番目に、秋までしっかりエサをあげ太らせて体力をつけておきましょう。

4番目に、冬に入る前、10月末までに暖かい日を選び水換えをしておきましょう。

5番目に、冬は水換えをしない。水換えは体温が低下して死ぬ事があります。

6番目に、冬(12月中旬~3月中旬)はエサをあげないようにしましょう。
体温が低下して体力の衰えたメダカは消化不良を起こします。

以上、6つのポイントをあげましたが、冬のメダカは冬眠していると考えてください。
そっとストレスを与えないで見守ってください。