メダカ飼育カレンダー

1月

メダカは水底で冬眠しています。
天気の良い日中に顔を出したりしますが、触らずに見守りましょう。
冬でも水は少しずつ蒸発していくので減った分だけつぎ足す程度の管理は大切です。
水を加える時は、ゆっくりと水流を作らないように入れるのがポイントです。

2月

1月と同じく触らず見守りましょう。
雪が降る場合は、軒下に置く配慮も大切です。
日光も必要なので日当たりの良い場所で飼育しましょう。

3月

気温が暖かくなり日中の水温が10℃を超える為、メダカが活動し始めます。
暖かい日にはエサを少しずつ与えましょう。
寒い日に与えたり、大量に与えたりすると
消化不良の原因となるので少しずつ増やしていくのがポイントです。

4月

日照時間、水温共にメダカにとって産卵可能な環境となり、産卵シーズンが始まります。
産卵はしますが、まだ夜の水温が低い為、孵化率が高くありません。
また季節の変わり目で病気が発生しやすい時期です。
メダカの状態を良く観察し、塩浴などをしてあげましょう。

5月

日中の平均温度が20℃を超え、安定して飼育できる時期です。
エサを午前・午後2回程度あげれば安定して産卵をします。
水温が上がる事による水の劣化は注意が必要です。
3分の1ぐらいの水を一週間に1回程度換えてあげましょう。

6月

梅雨時期となるので、水槽の水がオーバーフローしないよう工夫し、
メダカがあふれないようにしましょう。
この時期は日照時間が短い為、病気が発生しやすい時期でもあります。
晴れた日にはしっかり日光浴をさせてください。
太陽光は年間を通じてとても大切です。

7月

気温が高くなり、水温も30℃を超える日が多くなります。
「すだれ」などを準備し、いつでも影を作る事ができる状態にしておきましょう。
あまり日差しが入らないと病気の発生につながりますので
少しでも日差しの入る工夫をしてあげましょう。

8月

気温が上がり水温が一年で最も高い時期です。
水温が上がりすぎないように「すだれ」などで直射日光を遮りましょう。
水温が高いと水の劣化も早くなります。
残ったエサを取り除いたり、いつもより早いペースで水換えを行う事が大切です。

9月

8月同様、水温や水質をこまめにチェックしましょう。
屋外飼育の場合は、採卵をストップします。
この時期に孵化した稚魚は冬越しする事ができません。
気温が25℃程になるとメダカの食欲は旺盛になり、エサを良く食べます。
こまめにエサを与え冬越しの体力作りをします。

10月

平均気温が25℃以下となりますが、メダカは元気にエサを食べます。
冬越しの体力作りに一番適した時期ですが、季節の変わり目なので体調を崩すメダカも出てきます。
メダカの様子を見てエサを減らしたりしてメダカの泳ぎをチェックしましょう。
冬越し前の準備として暖かい日の水換えをお勧めします。
水槽内の糞やトンボの幼虫(ヤゴ)などを取り除いてください。

11月

そろそろ寒くなり、メダカの動きも鈍くなります。
冬越しの準備をしましょう。
水槽は日当たりの良い場所に置き、エサは暖かい日に与えるよう徐々に控えていきます。

12月

12月の初旬に1回目の寒波が訪れる事があります(要注意)。
メダカは冬眠状態に入り水底でじっとして動かなくなります。
エサは与えず静かに見守りましょう。
この12月を上手に乗り越えれば冬越しは成功だと思っても良いでしょう。