講座の狙い

顧客の要求に応えるために、仕方なく作る、形だけのDRBFMとは、無縁です

担当製品の未然防止を通じた品質向上のために、自ら実施するDRBFM向け実践講座

DRBFMは「目的」ではなく、あくまでも未然防止のための「手段」に過ぎません

従って、「未然防止」に結びつかなければ実施しても意味がありません

「未然防止」とは、作業実施後に結果として判明する望ましくない事象を、予め予測し、対処することでその発生を未然に防止することを言います。従って、DRBFMはその不具合と対処の仕方を見つける一つの有効な手段と言えます。試作など物での評価の前に、図面段階での完成を目指します。評価はあくまでも確認の為に実施します。


この目的で、世の中で実施されるFMEA(DRBFM)の例では、「故障モード」のリストアップとその評価に主眼が置かれている。その「故障モード」とそれに対する対策が、当たればめっけもの。実際には当たったかどうかの判断は困難です。うまく見つけたつもりの例(成功例)が、手法のメリットを強調するために、論文あるいは、雑誌などに紹介されている。しかし、現状、軽視されている「機能」に基づかない「故障モード」をいくら集めても、「機能」を完全に果たすことは保証できません。いわば根無し草で、花は咲かず、身も熟しません。

本講座では「機能」に基づく「故障モード」の見つけ方を重点に展開

これさえやれば必ず見つかるという、うまい手はないのは事実だが、漫然と思いつくのを待つよりは、系統だった、見つけやすい、積極的手法が身に着くように指導。


設計・開発から生産準備を含めたモノの製品化までのすべての過程で対応可

堅苦しくなく、ざっくばらんな進め方を目指します